火花(著:又吉直樹)【読書感想】

 

 

 

※本の内容のネタバレを含みます※

 

 

 

めちゃめちゃ気になってはいたんだけど、今更読了〜!

芸人さん著の本ということで、もっと軽い感じの本を勝手に予想していたのですが、読んでみたらめちゃめちゃ文学寄りな文章で驚きました。いやあだって本当に文学……。だから直木賞でなく芥川賞受賞だったのね。

短い本ながら、とても読み応えがありました。

 

お話は、売れないお笑い芸人の徳永と、先輩芸人の神谷に憧れ一緒に過ごした10年間を描いた物語でした。

物語序盤で神谷が徳永に「俺の伝記を作って欲しい」と言い、ノートに神谷とのことを記録させるという描写があったので、「これは分かり易すぎる死亡フラグ……!」と思ったのですがw 結局神谷は途中失踪はするものの死ぬことはなく終わったので、よかったです。

神谷は正直私は好きにはなれないタイプの人間ではあるんだけど、徳永が憧れる気持ちは分かるな〜と思いました。

まさに「芸に人生をかけている!」って感じの生き方をしていて、自分が面白いと思うことだけをして生きている人。ストイックとかではなく、なんか幼い?んですよね。 良い言葉で表現すると、純粋。悪い言葉で表現すると、アホ。って感じ。

「僕は憧憬と嫉妬と僅かな侮辱が入り混じった感情で恐れながら愛するのである」という一文が、本を読みながら私が神谷に対して感じたことそのままだなあ、と印象深かったです。

 

漫才のシーンとか、ちょっとした言葉の節々の面白いフレーズとか、そういうのがとても良くて、そこはさすが本職の芸人さん!って感じ。

特に最後の方の、スパーク解散ラスト漫才のシーンが、とても良かったです。

面白くも切ないくて、ウルッときました。

 

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