改良(著:遠野遥)【読書感想】

 

 

 

※本の内容のネタバレを含みます※

 

 

 

芥川賞受賞作家さんの過去作品。ですが、この方の作品を読んだのは、初めてでした。

読んで感じたのは……とっても変わったお話だったなあ……という印象。

どこが変わっているとか、表現しにくい感じではあるのですが。

文字数がめっちゃ少なく、文体も読みやすいから、1時間ぐらいでサラッと読み終えることができる分量の本だったのですが、内容は全くサラッとしていない。笑

 

主人公の趣味が女装ということで、最初は「LGBTに関係するお話かな?」と思ったのですが、どうやらそういうわけではないみたいで。

主人公は自宅で1人で女装を楽しんではいるけど、デリヘルで性処理をしていたりとセクシャルは普通に男性。

ただ、「趣味が女装」っていうだけの人間の模様。

その根底にあったのは、ただ「美しくなりたい」というだけの気持ちなのかな、と思いました。

女になりたいわけでも、男に好かれたいわけでもなかった、って書いてあったし。

……だけど周囲はそうは思ってくれず。

他人からの「きれい」とか「かわいい」という自身の女装に対する褒め言葉が欲しくて、信頼していた(?)デリヘルの女の子に女装姿を見せたら、プレイの一環だと思われてそういう絡み方をされてしまったり。耐えられずそのまま家を飛び出したら、女装を罵られた挙句に襲われたり……

物語の主題が分かりにくい、、と思ったのですが、ちょっと変わった趣味を「変態」として一括りにされてしまうことへの息苦しさみたいなものなのかなあ、と感じました。

 

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