まよなかの青空(著:谷瑞恵)【読書感想】

 

 

 

※本の内容のネタバレを含みます※

 

 

 

「まよなか」と「青空」という反するものを並べたタイトルと、青いきれいな表紙が印象的な素敵な装丁の本。

表紙のイラストの2人は、高校生のひかると達郎かな。

作者さんのお名前をどこかで聞いたことがあるような気がしていたのですが、ラノベで活躍されていた作家さんなんですね! 以前「思い出のとき修理します」を読んだことがありました。

が、なんだか作品の雰囲気がかなり違うな……? という印象。

心理描写というか、人間の傷ついた心を描くのがお上手なのは変わらずなんですが……この作品の人間関係はひたすらドロドロしていて。話がとても重かった〜。そして濃かった! とても面白いお話でした。

 

あらすじとしては、団体貸切列車「あおぞら号」に現れる『まれびと』のソラさんを探す物語だったのですが、

ソラさんの正体に迫るごとに露わになっていく意外な人物同士の繋がりだったり、彼らの間に起こった出来事だったりがたくさんあって。

もう、続きが気になるのなんの!

読み始めたら、最後まで一気に読んでしまいました。

登場人物がとても多いのに、結局全ての人が繋がっていて、ラストに「あおぞら号」で全員大集合しちゃうのはデキスギ感もありますが、それも小説ならではという感じで良し。

最終的に主人公のひかるは毒親の母親とスッキリ決別できて、達郎との明るい未来が待っているような感じで物語が終わったので、読後感も良かったです。

 

個人的には、高校生のひかると達郎の関係性が素敵だな、と思いました。

ひかるも達郎も家庭環境が壮絶すぎるので、羨ましいという気持ちとは違うけど。

川を挟んだベンチ……橋を渡ればいつでもすぐに行き来ができる場所で、だけどお互い橋を渡らずに、向こう岸のベンチに相手がいるのを確認し、その存在を支えにする、、、って、なんか本当に良いよねー。どきどきしちゃう。

 

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