私は毎日紙でも日記をつけているのですが、ちょうど去年の今頃の日記を読んでいたら、娘の「乳児湿疹」で皮膚科に通院しまくっていました。
娘は結構えげつない感じで湿疹が出まくっていたので、当時は色々と辛くて仕方なかったことを、日記を読んで思いだしました。
生後6ヶ月ごろから始まり、1歳になるころまで続いた、娘・ピヨちゃんの乳児湿疹……。
この記事では、その経験談を、思いだしながら書いていきます!
そもそも乳児湿疹とは
名前の通り、乳児にみられる湿疹のことです。
でもネットのどのサイトを見ても、「起こりやすいのは生後2ヶ月までの赤ちゃん」と書いてあるのですが……
ピヨちゃんは、生後6ヶ月より前は、いたって健康なお肌でした。
沐浴やシャワー浴上がりに保湿剤は塗っていたけど、それ以外は特別なことは何もせず。それでも肌トラブルはなく、過ごしていました。
娘の乳児湿疹のはじまり
生後6ヶ月を過ぎたころのある日。
ピヨちゃんの両頬に、ポツポツと赤いニキビのような痕が2ヶ所出ているのを発見しました。
まだ米と野菜しか食べていなかった時期だったのですが、離乳食も始めていて、この日はカリフラワーを初めて食べさせた日だったので、最初は「アレルギーかな?」と疑いました。
でも頬の湿疹以外に特別変わった様子はなし。
カリフラワーのアレルギーってあんまり聞いたことないけど、とりあえずカリフラワーを食べさせるのをやめて、経過をみることにしました。
でも……湿疹は日に日に悪化していきました……。
とはいっても、翌日と翌々日は、2ヶ所が3ヶ所になったとかそういうレベルだったので、
とりあえず自宅で市販の軟膏を塗って病院には行かなかったのですが、
その次の日の朝、起きてみたら、まあ大変!
何だこれ!!!
イラストが大袈裟なわけではなく、マジでこんな感じで湿疹が出ていました……。
数をかぞえられないぐらい、大量の湿疹が顔に……! ひい!!!
せっかくの可愛いお顔が、痛々しすぎる……!
何故か湿疹は顔だけにしか出ていなかったんですが、即行で皮膚科に駆け込みました。
始まった乳児湿疹の治療
受診した皮膚科では、ピヨちゃんの皮膚トラブルは「脂漏性皮膚炎」と診断されました。
皮膚科医さん、診断名を告げる時に、同時に「これはお母さんのケアが悪いからできたとか、そういうものではないですからね」と続けて言ってくれて、
「母親に対する気遣いすげえ!」と、私は一瞬でこのはじめましてな皮膚科医さんが好きになりました。(←単純w)
脂漏性皮膚炎は、湿疹ができる原因ははっきりとは分からないらしいですが、皮膚の炎症なので、保湿剤とステロイドが処方されました。
私、この時に使っていたお薬手帳を水没させてしまったので(…)、曖昧な記憶ではあるのですが、、、薬品名としては、確か
プロペト軟膏(病院が出すワセリン)
ヒルドイドソフト軟膏(保湿剤)
ロコイド軟膏(ステロイド剤)
の3剤だったと思います。
余談になるのですが。例に漏れず、この時もネットを鬼検索していたんだけど、「乳児湿疹」を検索していると、「脱ステロイド」を謳っているサイトがびっくりするぐらい多く出てきて、びっくりでした。確かにステロイドは長期間や大量の使用は避けた方がいいものではありますが、、、元看護師から言わせてもらいますと、医者から処方されたものを素人判断で中止するとかマジありえねぇーって感じです。標準治療というのは、頭が良くてかつその病気を治すことばかりを考えてきた複数人の医者が、長い期間をかけて知恵と経験をふりしぼって生み出したものなんです。まあ中にはポンコツ医者がいるのも事実なので、全て医者の言いなりになるのが必ずしも正しいわけではありませんが、自分の考えだけで標準治療を否定して民間療法のみで対処するのは有り得ない!と、私は思います。診断や処方に疑問があるなら、素人判断で勝手に中止するのではなく、他の医者にかかってみることをお勧めいたします。
乳児湿疹に、処方された軟膏を塗り始めて
皮膚科医の指示通りに、軟膏3剤の塗布を開始しました。
そしたらなんと! 塗り始めた翌日にはかなり軽快し、ステロイドは1週間の塗布で卒業となりました。
(※ステロイドはいきなり中止するのもよくない薬剤なので、中止は医師の指示に従ってください)
さすがステロイド。強い……。
と関心していたのですが……
悲しいことに、ここで終わりではなかったのです……。
「湿疹が治った!」と思った3日後ぐらいだったかな。
なんと今度は、腕に湿疹が出現してしまったのです。
そして同様に皮膚科を受診して処方されたステロイドを塗って軽快したのですが、また同じように足に湿疹が出てしまい、そして足の湿疹が治ったら今度は背中に湿疹が出て……という調子で、次々に全身に湿疹が出てしまいました。
まるでいたちごっこ。キリがない;;
そこで、皮膚科医に相談したところ、提案されたのが、
①ボディウォッシュの変更
②1日2回のシャワー浴
でした。
具体的には、
①今まで泡タイプのボディウォッシュを使っていたのですが、泡タイプだとどうしても界面活性剤が入るから、肌の弱い赤ちゃんは界面活性剤が入らない固形の石鹸を使った方が良い。(→どの石鹸がおすすめか聞いたら、固形ならなんでも良いと言われたので、牛乳石鹸を使い始めました)
②1日2回のシャワー浴で、皮膚をなるべくこまめに清潔にして、炎症を防ぎましょう。
ということでした。
その助言を受けて、体を洗うのを固形石鹸に変更し、シャワーを1日2回浴びるようにしました。
この時、11月末。
「冬なのに、シャワー浴を1日2回って……!」と思う気持ちもありましたが;;
ピヨちゃんのお肌のためだしね〜。頑張るよ〜!
固形石鹸を使用し、シャワーを1日2回浴びるようにしてから
そんな感じで、固形石鹸を使用し、シャワーを1日2回浴びるようにしたんですが、
そしたらピタッと新しい湿疹が出なくなりました。
石鹸とシャワーと、同時に始めたので、どちらが効果が大きかったのかは分かりませんが……本当によかった(T_T)
1ヶ月経った生後8ヶ月の12月ちゅうには、もうすっかり綺麗なお肌のピヨちゃんに戻っていました。
でも、そしたら今度は、1日2回のシャワーのやめ時が難しいよね〜。
「1日2回のシャワー浴をやめたせいで、また湿疹が出てしまったらかわいそう」って思うと、やめる勇気が出ない。
結局、冬の間は乾燥しやすいから肌も荒れやすいだろうし……ということで、
翌年4月にピヨちゃんが1歳になるまでは1日2回のシャワー浴を続けていました。
乳児湿疹、その後
現在、ピヨちゃん1歳6ヶ月。
1歳を過ぎてからは、1日2回のシャワー浴をやめましたが、大きな肌トラブルはなく過ごしています。
固形石鹸は、現在も継続して使用中です。
この、乳児湿疹に悩まされていたころは、
次から次へと湿疹が出るからかわいそうだし、
私自身が肌が弱く全身湿疹だらけなので、「私に似ちゃったのかな……ごめんね」と申し訳ない気持ちでいっぱいだったし
(その時の辛かった気持ちを思い出してしまうため、マックス乳児湿疹が酷かった時のピヨちゃんの写真は未だに見返すことができません……。すごく可愛い時期だったはずなのに……)
次から次へと湿疹が出てくるもんだから、治るのか本気で心配だったのですが、
アトピー性皮膚炎には移行しなかったようで、よかったです。
大量に出ていた乳児湿疹ですが、痕も全く残っていないので、それもよかったなぁと思います。
以上、娘・ピヨちゃんの乳児湿疹の経験談でしたー。